FITシリーズは、低〜中パワーレンジのレーザ用として設計された全自動、ハンドヘルドのレーザパワープローブです。
FITパワープローブは、広帯域サーモパイルセンサー内の温度ダイナミクスの特許取得済測定技術に基づいています。これにより、計測とデータ集積が完全自動化され、オペレーターによるエラーは生じません。
3つのモデルが500mW〜500Wをカバーしています。
これらの革新的な測定概念によって、測定時間は短縮され、パワー測定の広い範囲(フルスケールで1%まで)で優れた再現性(±1%)、精度(±3%)、高解像度(±60mW〜50Wフルスケール)が4秒以下で表示されます。
FITパワープローブは、大型の多機能液晶ディスプレイを持ち、同時に、測定したパワー、選択波長(CO2およびNd-YAGが標準ですが、ご要望により他の波長も可能です)、プローブ・モデルおよびバッテリー充電低下の警告を表示します。
動くバーは、実際のセンサー温度を示しています。これは、センサーが限界動作温度に達する前に、オペレーターがまだ測定を行うことができるかどうかを知らせるものです。
すべてのセンサーは、高損傷しきい値で、広帯域、低反射コーティングを持っています。
ユーザーは、当初の感度を電気的にリセットすることで、再較正することができます。
2個の一般的な単三電池で、最低でも4000回の測定ができます。
FITプローブは、正確で、使いやすく、同等の性能を持つ他のパワーメーターよりも大幅に安価です。
パラメーター | FIT50 | FIT200 | FIT500 |
---|---|---|---|
最大測定可能パワー (W): | 50 | 200 | 500 |
最小測定可能パワー@± 3% 精度 (W): | 2 (1) | 8 (1) | 20 (1) |
絶対最小測定可能パワー (W): | 1.5 | 2 | 5 |
最大レーザビーム径 (mm) | 20 | 20 | 25 |
パワー密度損傷しきい値@250W (10J-0.5msec-25Hz) @1.064µm (YAG laser) (W/cm2 ): |
10000 | ||
パワー密度損傷しきい値@10.6µmのフルスケール (CO2レーザ) (W/cm2 ): |
2500 | ||
再現性: | ± 1% | ||
ADC分解能 (W): | ± 0.06 | ± 0.25 | ± 0.60 |
表示分解能 (W): | 0.01 | 0.1 | 0.1 |
精度: | ± 3% | ||
最大許容プローブ温度(°C): | 70 | ||
データ測定および表示までの時間 (s): | 4 | ||
ON状態での消費電力 (mW): | 26 | ||
OFF状態での消費電力 (µW): | 25 | ||
電源 (2個 x AA電池) (V): | 3 | ||
電池交換なしでの連続動作時間 (h): | 200 | ||
動作温度 (°C): | +10 to +40 | ||
保管温度 (°C): | -10 to +60 | ||
重量 (本体) (g): | 336 | ||
重量(ケーブル付センサーヘッド) (g): | 178 | 200 | 280 |
寸法 (センサーヘッド) L x W x H (mm): | 56 x 20 | 56 x 25 | 66 x 30 |
寸法 (本体) L x W x H (mm): | 95 x 71 x 46 |
注:
(1) 個別にNIST/ PTBのリファレンスと比較
*(すべての仕様は、予告なく変更されることがあります)
性能と仕様を維持するために、レーザポイント社では年に一度はプローブを較正することをお勧めします。